11月30日から12月1日にかけて、大原に旅行に行きました。旅行は半期に一回あるイベントで、学期の一番初めにあるハウスミーティングでトリップ当番になった寮生を中心に学生たちが行き先から食事、アクティビティーまですべて決定します。何を隠そう、この記事を書いている筆者がトリップ当番なので、当日の運行だけでなく、準備や大変だったことまで、ちょっとした裏話も含めてお伝えしたいと思います。 学期の初めには、寮生は皆、以前の記事にあるようなイベント(スポーツデイ・感謝祭)を含め、7つほどの当番から1つ選び担当します。トリップ当番は、その中でも最も早く活動を開始しなければいけない当番の一つです。なぜなら、トリップまで約2ヶ月間しか猶予がなく、限られた予算内で30名近くが泊まれる宿泊施設を出来るだけ早く探しださなければならないからです。次のハウスミーティングにおいて候補地をいくつか挙げ、多数決をとり宿泊場所を決定します。今回、少し残念だったことは、当初の予定地が予約できなかったことです。他の候補地に電話しても予約できるところはなく、何十本も電話をかけました。そして、ついに見つかったのが大原山荘です。紅葉の時期に、大原のお宿の予約をとることをできたのは本当に運がよかったと思います。 行き先が決まったら、次は現地でのアクティビティーや食事等を予算との兼ね合いを見ながら考えます。お宿と何度も連絡をとり綿密に計画を練ります。(嘘です、結構適当でした。)アクティビティーもやや公私混同しながら考えます。(トリップ当番の権限です!笑) トリップの前には、ハウスマザーの車に乗って業務スーパーに行き、夜の飲み会のためにしこたまお酒とおつまみ、そして次の日の朝ごはんを買い込みます。1個50円のおにぎりをカゴ一杯に詰め、好きな飲み物・おつまみを思う存分買うのは、何か不思議な喜びを感じます。 今回のトリップは公共交通機関(バス)を使って移動したので、2グループにわけ大原に向かいました。道中は、出来る限り他の乗客の迷惑にならないようにしないといけないので、トリップ当番は気が抜けません。八瀬で下車し、お宿からの送迎バスに乗り換えます。ロシア人の男の子は、動くバスのなか、必死にカメラのシャッターをきっていましたが、果たして綺麗に撮れていたのでしょうか。 無事に大原につき、荷物を置き、皆で三千院に向かいました。道中にはたくさんのお店があり、参加者は日本のおやつやしそアイスクリームを食べながら長い坂をのぼっていきました。地図でみると結構な距離だったのですが、みんなと話しながら登ると全く苦になりませんでした。 三千院では、みな美しい紅葉を楽しみ、ご祈祷された金箔入りのシソ茶をいただきました。筆者も祈祷されたシソ茶は珍しいと思って一袋購入したんですが、なんとどこかに忘れて帰ってしまいました。ショックです。他にも、三千院ではなんと4体の仏様がいるようで、4つご朱印がいただけます。驚いたことに、ドイツ人の女の子もご朱印を集めており、しかも私より多くのご朱印をいただいており、なんと2冊目でした!筆者がご朱印の説明をするとフィンランド人の女の子もご朱印を集めることにしました。筆者は、某神社でパートタイム巫女をしていて、外国人の方からご朱印を求められると非常に驚くのですが、まさかこのハウスにも2人の外国人ご朱印コレクターがいるとは、、、素晴らしいです。 三千院からお宿に帰って一息つくと、旅の疲れを癒すように温泉にはいりました。温泉に入るのが初めてで、頑なに皆の前で裸になることを拒否していたイギリス人の男の子がいましたが、どうやら彼も温泉にはいったようです。露天風呂もあり、皆で話しながら、かなり長時間お風呂にはいりました。私は女性なので残念ながら男性風呂の様子はわかりません。たぶん皆さん楽しんだのでしょう。 お風呂のあとは、食事です!お鍋です!筆者が一番楽しみにしていたことがあります。食前酒として、しそ酒が出てきましたが、外国人には不評で、同じテーブルに座った子のお酒を全てもらったので4杯も飲んでしまいました。女性だけのテーブルでしたが、食欲旺盛な子ばかりで、筆者らのテーブルが一番早く食べ終わりました。もちろん、それに一番貢献したのは筆者です。自らのテーブルの料理が終わってから、さらなる食べ物を求めあちこちのテーブルに出張に行く人もいました。(私です) そして、飲み会です!事前に買っておいたお酒とおつまみと共に、ブラジル人の男の子がバイト先でもらったという、カラフルなケーキを持ってきて、みんなでおいしくいただきました。飲みながら、踊ったり、ゲームをしたり、徹夜で話し込んでいる人もいました。 次の日は、希望者は寂光院に行き、各々が思い思いに過ごしました。 帰宅後、トリップ当番として、色々な方に楽しかった等感謝の言葉をいただき、頑張ってよかったなと思います。このハウスに住むと沢山大変なことや仕事がありますが、それを終えたあとの達成感も一入です。皆に喜んでもらえるようなトリップにできて本当に良かったです。 Read more →