学期ごとに6回、1年で合計12回催されるコモンミール。ハウスに住んでいるレジデント、短期滞在のスカラー、オフィス、ハウスファミリー、そして招かれた友人たちやOMが集まって楽しく夕食を食べるという行事で、京都「国際学生の家に」とって、もっとも基本となる重要な行事です。
今回は2013年度秋学期の最終コモンミールでした。この春にハウスファミリーも交替することになり、現ハウスファミリーにとって最後の公式イベントとなりました。レジデントのはからいで、この記事はハウスマザーが書かせてもらうことになりました。
さて、今回のコモンミールでクックを担当する学生は6人。真冬でみんな温かいものを食べたいだろうと配慮したクックが多かったのか、スープが4種類(韓国風鶏肉のスープ、長芋のポタージュ、秋田のだまっこ鍋、タイ風豚挽肉と卵豆腐のスープ)もあり、まさに冬のスープ祭りとなりました。
ほかにはタイ風豚肉のにんにく焼き、タイ風たまごやき、九州出身者が作った明太子ともちのピザ、南アジアへの留学経験者が作ったタンドリーチキンなど。学生だけで、合計8品! コモンミールでは、毎回日本人学生も留学生も、手の込んだ料理を作ってくれます。みんな料理の腕がよくどれもおいしくて、ついつい食べ過ぎてしまいます。
行事の予算が決まっているため、学生が8品も作ってくれるとさすがにハウスマザーの料理に残されたお金が少なく、わたしは今回安くて簡単な料理を作りました。前回のコモンミールで使い切れなかった材料を使ったベーコンとじゃがいもの春巻き、バナナケーキに豆乳ゼリー。バナナケーキはわたしが10年前にレジデントだった頃、コモンミールでクックをしたときに出したレシピで作りました。豆乳ゼリーはわたしにとってのハウスマザー(10年前のハウスマザー)からレシピを教わり、自分がハウスマザーになってから行事で作ったところ学生に大好評で、結果この2年で4回以上作ってしまいました。それから、寮の庭で2013年6月に収穫した梅を使って仕込んでおいた手作りの梅酒。最後のコモンミールなので出しました。
みんなでテーブルを囲み、各国のごちそうを存分に楽しむコモンミールの時間は、とても豊かで楽しいものです。そしてレジデントのみなさんがハウスを離れてから愛おしい記憶として懐かしく思い出されることでしょう。
掃除担当の職員がこの春で退職されることになり、コモンミールの途中で学生から感謝の気持ちとしてサプライズプレゼントがありました。わたしも自分がレジデントだった10年前にもたいへんお世話になっていた方で、ハウスマザーとして戻ってきてからもまた、とてもお世話になりました。本当に10年以上にわたってハウスのお掃除を担当していただき、ありがとうございました。
わたしたちハウスファミリーにもレジデントから最後にサプライズのプレゼントをいただきました。感謝しています。本当にありがとうございます!